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タスク分解ができないなら、分解もAIにやらせる——種類別・分解プロンプト10型【コピペ用】

タスク分解ができないなら、分解もAIにやらせる——種類別・分解プロンプト10型【コピペ用】

※本記事にはプロモーションが含まれます。

「大きなタスクは小さく分解しましょう」——仕事術の本には必ず書いてあります。そして、それができたら苦労していません。

分解しようとして付箋を並べているうちに全体設計が気になりだし、気づけば工程表の体裁を整えていて、肝心のタスクは1ミリも進んでいない。

あるいは「分解」と言われても、どこに切れ目があるのか見えなくて手が止まる。筆者もこのパターンを何年も繰り返してきました。

これは意志や能力の問題ではありません。タスク分解は、それ自体がかなり重い知的作業なんです。

全体を見渡す、依存関係を考える、粒度を揃える——段取りが苦手な人にとって一番きつい種類の負荷が、着手前に全部乗ってくる。

だから「分解してから始めよう」は、しんどい人ほど詰む設計になっています。

結論はシンプルです。分解が苦手なら、分解もAIにやらせる。この記事では、タスクの種類別にコピペで使える「分解プロンプト10型」と、分解結果を実際に動きにつなげる運用ルールをまとめました。

先に決めておく運用ルール3つ

プロンプトの前に、ルールを3つだけ決めておきます。ここを飛ばすと「きれいな分解リストを眺めて満足する」という新しい先延ばしが生まれるだけなので、先に読んでください。

ルール1:最初の1歩は「物理動作」まで砕く

「資料の構成を考える」は最初の1歩になりません。まだ重いからです。使えるのは「PCを開く」「フォルダを作る」「あのメールを開く」レベルの、体が勝手にできる動作だけ。

この記事のプロンプトには全部この条件が入っています。バカバカしく見えるくらい小さい1歩が、一番確実に転がり始めます。

ルール2:分解結果から、今日やるのは1個だけ選ぶ

分解リストが7個出てきたら、7個やろうとしないでください。今日やるのは1個だけ。1個終わって余力があったら次をやるのは自由ですが、予定としては1個です。「全部やる前提の計画」は、1個崩れた瞬間に全体が崩壊します。

ルール3:分解のやり直し・磨き込みをしない

AIの分解が60点でも、そのまま採用します。「もっといい分解があるのでは」と考え始めた瞬間、それは全体設計に沈むいつものパターンです。分解の質はタスクの成否をほぼ左右しません。着手したかどうかだけが左右します。

準備:使うAIはどれでもいい

以下のプロンプトは、Claude・ChatGPT・Geminiのどれに貼っても動きます。筆者はこのサイトの運営も本業の資料作成もClaudeでやっているので、以降の例はClaude前提で書きますが、読み替えは不要です。

無料プランでも試せます。毎日の仕事道具として使い倒すなら、利用上限の大きい有料プランが結局ストレスが少ないです。Claude Proの詳細を見る

ターミナルで動くClaude Codeをまだ入れていない方は、コピペだけで終わる導入手順をこちらにまとめています:説明書が読めなくても大丈夫。コピペだけで終わるClaude Codeの始め方

タスク分解プロンプト10型(種類別・コピペ用)

【 】の中を自分のタスクに書き換えて貼るだけです。全型に共通で「最初の1歩は物理動作」「考える系の動詞禁止」の条件を入れてあります。

資料作成系

型1:ゼロから作る資料

次の資料作成タスクを分解してください。

資料: 【例: 来週の社内会議用の進捗報告スライド】
締切: 【例: 金曜17時】
今の状態: まだ何も作っていない

条件:
- 工程は7個以内。各工程に目安時間(分)を付ける
- 最初の1歩は「PCを開く」「ファイルを新規作成する」レベルの物理動作にする
- 「考える」「検討する」「整理する」という動詞は禁止。手が動く動詞だけを使う
- 骨子(見出しだけの箇条書き)を作る工程を必ず序盤に入れる

型2:途中で止まっている資料

作りかけで止まっている資料があります。再開までを分解してください。

資料: 【例: 半分まで作った提案書】
止まってからの日数: 【例: 2週間】

条件:
- 最初の工程は「そのファイルを開いて、できている部分を眺めるだけ」にする
- 次に「残っている作業の棚卸し」をあなたが質問形式で手伝う工程を入れる
- 「作り直したくなっても既存部分は消さない」を制約として明記する
- 工程は5個以内

連絡系

型3:返信が重くて放置しているメール

返信を先延ばしにしているメールがあります。返信完了までを分解してください。

相手と用件: 【例: 取引先からの日程調整の依頼。1週間放置】

条件:
- 文面の下書きはあなたが書く。私の工程は「メールを開く」「伝えたい事実を箇条書きであなたに渡す」「下書きを直して送る」の3つだけにする
- 遅れたことへのお詫びの一文も下書きに含める
- 最初の1歩は「メールアプリでそのメールを開く」にする

型4:気まずい連絡・電話・お願いごと

気が重くて着手できない連絡があります。実行までを分解してください。

連絡の内容: 【例: 役所に書類の不備について問い合わせの電話をする】

条件:
- 話す内容を「最初の一文」から台本形式であなたが書く工程を入れる
- 想定される相手の反応と、その返し方を2パターンだけ用意する
- 最初の1歩は「電話番号を画面に表示する」レベルにする
- 工程は5個以内。「心の準備をする」という工程は禁止

調べもの系

型5:比較して決める系の調べもの

比較検討して1つに決めるタスクを分解してください。

決めたいこと: 【例: 会計ソフトをどれにするか】
候補: 【例: 3つ。まだ調べていない】

条件:
- 比較する軸(3つまで)を先にあなたが決めて提示する。私は軸を考えない
- 調べる工程は「軸ごとに公式サイトで値を1つ確認する」単位まで砕く
- 「調べ終わったら一番点が高いものに決める。同点なら先頭」というルールを最後に明記する
- 調査時間の上限を合計30分に設定する

型6:調べ始めると発散するリサーチ

調べものを分解してください。私は調べ始めると関係ないページを読み続けてしまいます。

調べたいこと: 【例: 副業の開業届の出し方】

条件:
- 先に「この質問に答えられたら調査終了」という終了条件を3つ以内で定義する
- 各工程に時間上限(分)を付け、超えたら打ち切って次に進むと明記する
- 調べた結果のメモは、あなたに貼れば整形してくれる前提で「殴り書きでいい」とする
- 最初の1歩は「ブラウザで検索窓に〇〇と打つ」まで具体化する

家事・手続き系

型7:役所・銀行などの手続き

手続きタスクを分解してください。

手続き: 【例: マイナンバーカードの更新】
期限: 【例: 今月末】

条件:
- 必要な持ち物・書類をチェックリストにする工程を最初に入れる
- 最初の1歩は「引き出しから〇〇を出して机に置く」レベルの物理動作にする
- 「行く日を決める」は「カレンダーの〇日に予定を入力する」という動作に変換する
- 郵送・オンラインで代替できる工程があれば指摘する

型8:片付け・掃除

片付けタスクを分解してください。私は片付け中に出てきたものを読みふけるタイプです。

場所: 【例: 仕事机の上と引き出し1段目】

条件:
- 範囲を「机の右半分だけ」のように面積で区切り、1工程15分以内にする
- 「出てきた懐かしいものは読まずに『あとで箱』に入れる」を制約として明記する
- 最初の1歩は「ゴミ袋を1枚持って机の前に立つ」にする
- 全部やる計画ではなく「今日は1区画だけ」の前提で組む

創作系

型9:ブログ・noteなどの執筆

記事の執筆タスクを分解してください。

書きたいもの: 【例: ブログ記事1本。テーマは決まっているが白紙】

条件:
- 「書き出しの一文」はあなたが3案出す工程にする。私はゼロから書かない
- 構成(見出し案)もあなたが叩き台を出し、私は選んで直すだけにする
- 最初の1歩は「エディタを開いてタイトルだけ打つ」にする
- 完成度6割で公開する前提で、推敲工程は1回までに制限する

執筆については、分析→構成→執筆→推敲を全部コピペで進める専用プロンプト集を別記事にまとめています:書き始められない人のためのブログ執筆プロンプト集10選

型10:作りかけの創作物を完成させる

作りかけで放置している創作物を「公開」まで分解してください。

作りかけのもの: 【例: 7割できているWebサイト】

条件:
- 最初に「完成の定義」を1行で決める工程を入れる(あなたが案を出す)
- 「追加したい機能・凝りたい部分」は全部「公開後リスト」に隔離し、公開前の工程に含めない
- 残工程は5個以内。最後の工程は「公開ボタンを押す」で終わる
- 最初の1歩は「そのファイル(プロジェクト)を開くだけ」にする

分解した後の動き方

プロンプトを貼って分解リストが出たら、やることは2つだけです。

  1. リストから1個選ぶ。迷ったら一番上。選ぶのに30秒以上かけない
  2. その1個の「最初の物理動作」だけやる。PCを開く、ファイルを開く、電話番号を表示する——そこまでやって気が乗らなければ、今日はそこで終えてもかまいません

体感として、物理動作まで済ませると高い確率でそのまま次の工程に進めます。

逆に言うと、進めない日があっても「最初の1歩はやった」という事実が残るので、タスクが「完全放置の重いやつ」に育ちにくくなります。

放置期間が伸びるほど着手が重くなる悪循環を、仕組みで切る発想です。

途中で飽きたら、リストの別の1個に乗り換えるのは有効です。ダメなのは乗り換えではなく、リストの外(SNSや別の調べもの)に出ることだけです。

よくある質問

Q. 分解してもらっても、結局動けない日があります
A. あります。その日は「分解までは終わった」と数えてください。分解済みのタスクは、次に気力がある瞬間に即着手できる状態で待っています。白紙のタスクとは重さが違います。

Q. 毎回プロンプトを書き換えるのが面倒です
A. 使う型は実際には2〜3個に絞られてくるので、よく使う型だけメモアプリに置いておくのがおすすめです。Claude Codeを使っているなら「私がタスク名だけ言ったら型1の条件で分解して」と最初に指示しておけば、以降はタスク名を打つだけになります。

まとめ:分解する力を鍛えるのではなく、分解を外注する

  • タスク分解はそれ自体が重い知的作業。できないのは能力ではなく負荷設計の問題
  • 種類別の10型プロンプトで、分解を丸ごとAIに渡す
  • 運用ルールは3つ:最初の1歩は物理動作まで砕く/今日やるのは1個だけ/分解を磨き込まない
  • 動けない日も「分解済み」という資産は残る

「分解できるようになろう」と頑張るのは、もうやめていいと思います。苦手な工程は外注できる時代です。まずは今いちばん放置しているタスクの名前を、どれか1つの型に入れて貼ってみてください。


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