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【金持ち父さんゼミ#2】稼ぐほど金が消える回し車——「ラットレース」をADHDの俺の家計で図解する

【金持ち父さんゼミ#2】稼ぐほど金が消える回し車——「ラットレース」をADHDの俺の家計で図解する

※本記事にはプロモーションが含まれます。

前回、パチンコを負債列に書いた(#1 資産と負債の仕分けはこちら)。今回はもっと嫌な話をする。なぜ収入が増えた月ほど、金が残らないのか——本書で一番有名な「ラットレース」の話だ。

ラットレースの構造は3行で書ける

  1. 収入が入る
  2. 支出が収入に合わせて膨らむ(家賃・サブスク・娯楽・「頑張ったご褒美」)
  3. 残らないので、また働く。回し車は加速する

ポイントは、これが収入がいくら増えても続くこと。年収300万の回し車と年収1,500万の回し車があるだけで、降りられないことは同じ。つまり収入アップはラットレースの出口ではない。これが本書の一番冷たくて、一番役に立つ指摘だと思う。

俺自身、身に覚えがある。収入が増えた月ほど、パチンコに行っていた。頑張った月ほど財布が緩む。回し車の実物を、俺は店の椅子の上で知っている。

キヨサキは「恐怖と欲望」と言った。俺は違うと思った

キヨサキは、人を回し車に乗せ続けるのは感情だと言う。恐怖(金がなくなる不安)が働かせ、欲望(稼いだら欲しくなる)が使わせる。

ここで俺は初めて本に反論したくなった。自分を観察するかぎり、俺を動かしているのは恐怖でも欲望でもない。暇だ。

暇になる→脳が刺激を欲しがる→一番手軽なドーパミン装置(パチンコ、スマホ、衝動買い)に手が伸びる。恐怖も欲望も経由していない。ADHDの浪費は感情のドラマではなく、「暇→刺激」の反射で起きる。

これが正しいなら、対策も変わる。予算管理(感情の管理)だけでは足りなくて、暇そのものを設計する必要がある。俺の場合、収入が跳ねた月に一番危ないのは「財布が緩むこと」ではなく「達成感で気が抜けて、暇な夜が生まれること」だ。だから空いた時間には先に安い刺激(人と喋る予定、進行中のプロジェクト)を置いておく。回し車のエンジンを止めるのではなく、別の線路に接続しておく

俺がやっている「回し車のブレーキ」3つ

  1. 自分への給料を固定した。事業の売上が増えても、生活口座に入る額は毎月同じ。ライフスタイルは売上を知らない——これが一番効く。稼いだ月の「使っていい気がする」錯覚が、構造的に起きない。ちなみにこれを決めたとき、覚悟も決意もなかった。「まぁ妥当かな」で決めた。ドラマのない決断ほど、よく効く
  2. 資産列への先払いを自動化した(積立の自動買付)。意志の出番をゼロにする
  3. 娯楽は現金の枠。枠内は罪悪感なし、枠が尽きたら今月は終了。我慢ではなくルール

「自分のビジネスを持て」の本当の意味

本書の第3の教え。これは「会社を辞めて起業しろ」ではない。本業(職業)は続けながら、自分の資産列を育てろという意味だ。

俺の場合、本業は営業系の事業。そして「自分のビジネス」はこのメディアであり、作りかけの教材だ。本業の収入で生活し、資産列に先払いし、余った時間で「寝てても働くもの」を1個ずつ置いていく。回し車の上で筋トレするのではなく、回し車の外に床を作るイメージ。

取るもの・捨てるもの

  • 取る: 「収入アップは出口ではない」/ 恐怖と欲望の自覚 / 給料固定・先払い自動化・娯楽枠の3点セット
  • 捨てる: 「持ち家は負債」論争を額面通りに輸入すること。日本の住宅事情では条件次第。ここは各自の計算問題

今日から真似するなら

  1. 先月の「収入が増えた/減った」と「支出が増えた/減った」を並べて見る。連動していたら回し車に乗っている
  2. 生活口座に入れる額を固定する(事業・副業の入金と生活を分離)
  3. 資産列への先払いを1つだけ自動化する

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次回: 1冊目の総括——28歳の俺が「取る教え」と「捨てる教え」


※本記事は書籍の感想と個人の実践記であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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