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ADHD発達障害の僕がコンサータを飲んで世界が変わったという話

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僕は23歳の時にはじめてメンタルクリニックを受診して、
正式にADHDと診断されました。

そこで初めて
「あ〜自分が生きづらかった原因ってこれが原因か」
と妙に納得したのを覚えています。

とにかくそれまでの人生が生きづらくて、
人と違うことに悩まれ続けたので
ちょっとだけ楽になりました。

その時に処方してもらった薬が
「コンサータ」という薬です。

僕は冗談抜きで全ADHDはこの薬を飲んだ方が良いと思っています。
少なくとも僕はコンサータを飲んで世界が変わりました。

今回はそんな話をしていこうと思います。

目次

ADHDの僕がコンサータを飲んで良かった変化(メリット編)

ということでまずはコンサータを飲んで
良かった変化について話していこうと思います。

いいことだけじゃなくて、悪い部分もあります。
全部が全部良い部分だけでは無いです。

ただ、僕の場合はデメリットよりも
メリットの方が上回っているのでコンサータを服用しています。

良い変化、悪い変化について
きちんと書くので読んでもらえればと思います。

ADHDの僕がコンサータを飲んで良かったことその1:世界が静かになった

僕がコンサータを飲んで1番最初に感じたことが、「世界が静かになった」ということです。

今まで僕は誰かと話をしていても、他の人の話や環境音などがずっと聞こえてきて目の前の話に集中できないということが何度もありました。

コンサータを飲むとそれがなくなります。目の前の人の話だけに集中することができるのです。

余計な音が聞こえなくなるので、ちゃんと話の受け答えができるようになります。上の空になったり、他の音に気を取られて話が入ってこないということがなくなります。

よく「人の話本当に聞いてないよね」と言われ続けてきた僕にとってはこれはとても大きな変化です。薬を飲んだ後に彼女と話すと、「え、人の話聞けてる。すごいね」と言われます。

世界が静かになったというのがまず1つ目の変化です。

ADHDの僕がコンサータを飲んで良かったことその2:物事の優先順位が分かるようになった(短期記憶が改善された)

2つ目に感じたことが、「物事の優先順位が分かるようになった」ということです。

基本的に僕は物事の優先順位がバラバラです。例えば今は洗濯機で洗濯をしている間にこのブログを書いています。洗濯が終わったら洗濯物を干して、もう1度ブログを書こうと思っています。

この場合の優先順位は、

  1. 洗濯をする
  2. 洗濯物を干す
  3. ブログを書く

上記のような順番になります。

ブログを書くことよりも洗濯物を回して洗濯を干すことの方が優先順位が高いです。

ただ、コンサータを飲んでいないとこの優先順位がバラバラになります。洗濯物を回すまでは良いのですが、その間にブログを書き始めると洗濯物の存在を忘れることが多々あります。

洗濯物を回したら干さなければならないのですが、ADHDは短期的な記憶(ワーキングメモリ)が他の人に比べて極端に無いので、ブログを書き始めると洗濯物を回していることを普通に忘れます。

「何かやってた気がするんだけどな…」と思うのですが、思い出せません。結局次の日の朝に着る服がないことに気づいて洗濯をしていたことを思い出します。

コンサータを飲んでからはこういうことが無くなりました。今もちゃんと洗濯物を回していることは覚えています。

短期記憶が改善されて、優先順位が分かるようになったことは本当に大きな変化だなと思います。今まで自分をたくさん責めてきた部分だったので改善されてとても生きやすくなっています。

ADHDの僕がコンサータを飲んで良かったことその3:物事をやり切れるようになった

3つ目に感じたこととして、「物事をやり切れるようになった」というのはかなり大きいです。

僕は本を1冊読み切るとか、ブログを1記事書き上げるみたいなことが本当に苦手で、あともうちょっとのところで全部放置したりすることが多々ありました。

ブログも後ほんの少し書けば終わるのに、後回しにして放置するみたいなことをよくやっていました。それがなくなったというのは本当に大きな改善点の部分ですね。

物事が終わるってすごいなと思います。今までは放置して後回しにして叱られるを無限ループしていたので、感動しています。一生終わらないタスクの海に溺れている感覚だったのですが、それが無くなったというのが1番大きいです。

もしこのブログを書いているときにコンサータを飲んでいなければ、多分途中でスマホの通知が来た瞬間に集中力が切れます。そこからYoutubeを見てゲームをして、多分1日が終わることになります。

そう思うと本当にコンサータのパワーはすごいなと思います。もし自分がADHDで無力さを感じていて、何もできない自分に絶望しているのであれば薬の力を頼って欲しいなと思います。メンタルクリニックを受診しましょう。

ADHDの僕がコンサータを飲んで悪かった変化(デメリット編)

ここまではコンサータを飲んで良かった変化について話してきました。

ここからは悪かった変化についても話していこうと思います。感じ方は人それぞれだと思いますが、僕の場合は「これはデメリットの部分だな」というのがいくつかあったのでそれについて書いていこうと思います。

しっかりと両方の側面を理解した上で薬を服用するようにしましょう。

ADHDの僕がコンサータを飲んで悪かったことその1:お腹が空かなくなる(生活習慣が乱れる)

まず1つ目に感じたデメリットは「お腹が空かなくなる」ということです。

これは正直メリットでもありデメリットでもあるのですが、もともと僕は結構食欲が旺盛な方で、かなり食べる方でした。肥満気味の体型をしていたのですが、コンサータを飲むとお腹が空かなくなります。

どれくらい空かなくなるかというと、1日中何も食べなくても平気なくらい空かないです。その代わり薬が切れた瞬間に「めっちゃ腹へった!!」となります。なので夜食の回数が結構増えました。

満腹中枢が麻痺していたのか、もともと毎日満腹感を感じるために吐きそうになるくらいまで食べていた人間が急に1日中何も食べなくても平気になるくらいお腹が空かなくなります。

ダイエットに使えるじゃん!とかいう話ではなくて、それくらいに変化がありますよという話です。薬が効いている間は本当にお腹が空かなくなるので、1日中何も食べないことなんてザラにあります。

お腹が空かなくなることで食事が乱れ、生活習慣の乱れにも繋がるのでここはデメリットだなと感じた部分です。

ADHDの僕がコンサータを飲んで悪かったことその2:頭痛(後頭部にズーンと響くタイプ)

2つ目に感じたデメリットは「頭痛」です。

僕は元々頭痛持ちでは無いのですが、コンサータを飲み始めた時は特に頭痛に悩まされました。とにかく後頭部が重たい。ズーンと低く響くような頭痛に悩まされました。

薬に慣れてからはそこまで多く発生はしていないですが、それでもたまにまだ頭痛が重たい時があります。後頭部に響くタイプの頭痛なので、この頭痛が発生すると何もしたくなくなってしまいます。

普段頭痛のない僕でも結構ひどい頭痛だったので、普段から頭痛持ちの人はもしかしたらもっと悪化するかもしれません。頭痛が発生する副作用はぜひ頭に入れておいて欲しいと思います。

個人差はあると思いますが、僕は飲み始めた最初は特に強い頭痛でした。あまりにもひどい場合は病院を受診するようにしましょう。

ADHDの僕がコンサータを飲んで悪かったことその3:薬が切れた時の脱力感、絶望感

3つ目に悪かったこととして、薬が切れた時の脱力感と絶望感です。

薬を飲んでいる間はある程度それなりに活動できるのですが、薬が切れてくると頭がぼーっとしてきます。そこから何もしたくない感覚に襲われます。

コンサータを飲むと、薬が切れた瞬間がなんとなくわかります。「あ、もう多分薬が切れたな」となります。それくらいに頭の中のクリアさが全然違うんですね。

で、薬が切れた瞬間からいろんなことがだるくてしんどくなります。1回ベッドに入ったらもうそのまま起きれません。全てのやる気を持っていかれたような感じになります。脱力感がすごいのです。

そして自己嫌悪に陥ります。「なんで僕はこんな人間なんだろう」「なんてダメ人間なんだろう」という気持ちに陥るのです。何かやろうという気持ちはあるのですが、それをすぐに実行できなくなります。

薬があることでいろいろなことができる反面、薬が切れたことで何もできない自分に嫌気がさしてしまいます。こういう脱力感、絶望感はデメリットの部分だなと思います。メンタル面で落ち込むことが増えたような気がします。

それでもコンサータがあるのとないのとでは全然違う

ここまでで話したのはあくまでも自分が実際にコンサータを使った感想です。もちろんもっと良い部分もあれば悪い部分もあると思います。個人差もあると思うので、人によって効果も違います。

ただ、それでも僕はコンサータがあった方が良いです。いつもより集中することができますし、自分がやりたいと思っていることをきちんと実行することができます。

コンサータを飲んでいない時のパフォーマンスを自分でわかっているからこそ、コンサータの効果が分かります。それくらい自分には手放せない存在です。

もし、あなたが今自分はADHDかもしれないと思っているのであれば、ぜひ1度病院を受診してみてください。メンタルクリニックに相談してみてください。

すごく悩むと思います。人とは違う。普通の人ができることができない。どうして自分はこんな人間なんだろうと悩むと思います。現に僕もそうでした。

今でも悩むことは多くありますが、それでも前を向くことができています。それは自分の特性を理解して、自分がADHDであるということを受け入れたからです。

もしあなたが困っていたらいつでも相談してきてください。僕で相談に乗れることであればいつでも乗らせていただきます。

僕のように悩んでいる人がこのブログを読んで少しでも楽になれたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

ADHD診断済み/

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